■エピソード2
■エピソード3
■エピソード4 Tea party ???? Characters(死亡情報)
白表示オンオフ
□シナリオジャンプで時刻表示があるシーン
■シナリオジャンプで時刻表示がないシーン(下記以外)
◇主に未来の世界が描かれるシーン
◆主に過去の世界が描かれるシーン
※シーン開始終了時刻はシーン間の時計表示からも補完
「セリフ」
『地の文』
【赤】
《青》
■EP1 OP 4日 (調布飛行場)
□EP1 01 4日08:00-10:30 新島飛行場到着
□EP1 02 4日10:30-11:15 六軒島到着
□EP1 03 4日12:00-12:30 ゲストハウス
□EP1 04 4日13:30-14:00 食堂
□EP1 05 4日13:30-14:00 肖像画の碑文
□EP1 06 4日15:00-17:00 砂浜
□EP1 07 4日18:00-20:00 手紙と傘
□EP1 08 4日22:00-22:00 黄金伝説
■EP1 09 4日23:00-00:00 嵐の夜
□EP1 10 5日06:00-08:30 鍵の選びし六人
□EP1 11 5日08:45-09:30 惨劇の開幕
□EP1 12 5日13:00-16:00 オカルト
□EP1 13 5日19:00- 寄り添う二人
■EP1 14 5日 -19:30 ボイラー室
□EP1 15 5日20:00-22:00 籠城
□EP1 16 5日23:30-23:59 黄金の魔女
■EP1 17 6日00:00- ワインボトルのノート片
■EP1 TP (幻想空間)
■EP1 ?? (裏お茶会)
◆EP2 OP 過去 (沖縄旅行)
◆EP2 01 過去 「家具」
◆EP2 02 過去 素晴らしき理想の世界
◆EP2 03 過去 文化祭
■EP2 04 4日 チェス盤の準備
□EP2 05 4日10:45-12:00 賓客
□EP2 06 4日13:00-16:00 魔女の一手
□EP2 07 4日18:00-19:30 「家具」と「人」
□EP2 08 4日22:00-00:00 結婚指輪
□EP2 09 5日06:00-06:43 ハロウィン
□EP2 10 5日06:43-07:15 朱志香と嘉音
□EP2 11 5日06:50-07:15 新しいルール
ベアト
「そうだ。
だから妾はこれより、【
真実を語る時、赤を使うことにする】。」
ベアト
「【
妾が赤で語ることは全て真実】!
疑う必要が何もない!」
ベアト
「ならば妾も繰り返そうぞ。
“【
生死は捨て置く。
6人は確かに扉から入った】”!」
ベアト
「くっくくくくくく!
【
礼拝堂の鍵は一本しか存在しない】!」
ベアト
「何だ何だ、その甘い指し手はァ。
【
礼拝堂の施錠は礼拝堂の鍵以外では開錠不可能】!!
もっとも魔法の力では開けられるがなぁ…?」
ベアト
「わっはははははははははは!
それが人間どもの百年の英知なのか戦人ァアアァ?!
【
礼拝堂の扉は、施錠時には如何なる方法での出入りも拒む】!!
魔法が使えない限りな…?
くっくっく!
そろそろチェックメイトかぁ?!」
ベアト
「くどいわ、無能が。
ならば先ほどの一手をさらに進めよう。
【
6人は確かに“この正面扉”から入った】!!」
ベアト
「…何を言い出すかと思えば馬鹿馬鹿しい。
【
楼座は今朝、確かに真里亞の手提げの中から封筒を取り出し、
そこから正真正銘の礼拝堂の鍵を手に入れたぞ】。
…ニセモノなどということはない。」
ベアト
「…………良かろう。
…【
妾が真里亞に預けた封筒の中身は、確かに礼拝堂の鍵だった】。」
ベアト
「そ、それは復唱できる。
【
妾が真里亞に渡した封筒と、楼座が開封した封筒は同一のものであるぞ】!!」
□EP2 12 5日07:30-08:00 容疑者
ベアト
「【
マスターキーは使用人たちがそれぞれ持つ一本のみ】。
くっくっくっく。」
ベアト
「よかろう。
まず、【
隠し扉の類は一切ない】。
【
出入りはこの扉からだけだ】。
【
扉の施錠は、朱志香の鍵が一本と使用人たちが一本ずつ持つマスターキーのみ】。
二階ではあるが、窓から出入りすることも可能だろう。
しかし【
窓は内側から施錠されている】。」
ベアト
「うむ。
“【
嘉音はこの部屋で殺された】”。
死体は妾が魔法で消したがな?
くくくくく!」
ベアト
「もちろん、この扉は礼拝堂の時と同じだ。
【
施錠時には如何なる方法をもってしても出入りは出来ぬ】。
さらに言うと、【
部屋の外から鍵を使わずに施錠するようなカラクリも通用せぬぞ】。
くっくっくっく…!」
□EP2 13 5日13:00-13:17 狼と羊のパズル
ベアト
「くっくっくっく…。
“【
嘉音はこの部屋で殺された】”、であろう?」
ベアト
「うむ。
【
この部屋に隠し扉はない】。
【
扉と窓以外に出入りする方法はない】。」
バトラ
「……ってことはよ。
…今、楼座叔母さんがぶってる自信満々の仮説は、……間違ってるってわけだ。
…しかも悔しいことにこの仮説は反証不能だ。
……魔女のお前は、赤で“【
隠し扉はない】”と断言すればそれで決着する。」
□EP2 14 5日13:17-13:33 悪魔の証明
ベアト
「うむ。
それなら【
使用人室の奥のキーボックスに収められているぞ】。
使用人室の鍵は数本あるが、【
その全てがキーボックスに収められている】。」
ベアト
「その他の条件も何も変わらぬ。
【
出入りは唯一の扉と唯一の窓から以外は不可能】。
ゆえに隠し扉などの不正規な出入り手段は否定される。
喜べ名探偵ども。
くっくっく!」
ベアト
「【
そしてそれらはいずれも施錠されていた】。
【
扉も窓も、施錠時には如何なる出入りも許さない】。
つまり、施錠を維持したまま、扉を外す、隙間を作ってすり抜ける等々は通用しないということだ。
当然だが、【
扉の開錠は使用人室の鍵とマスターキー以外は不可能】。」
ベアト
「【
この部屋には、お前たち以外は存在しない。
お前たちの定義とは、戦人、譲治、真里亞、楼座、源次、郷田、紗音のことを指す】。」
ベアト
「朱志香の部屋に話を戻す。
【
朱志香の死体発見時、朱志香の部屋にいたのは、
戦人、譲治、真里亞、楼座、源次、郷田、紗音、熊沢、南條のみだった】。
おっと、死体の【
朱志香ももちろん含む】。
【
よって、朱志香の部屋の件、そしてこの使用人室の件の両方について、そなたが認識していた以外の人間は存在しない】。
【
誰も隠れていない】。」
ベアト
「さらに言おう。
【
扉は鍵を使用せずに外から施錠する方法は存在しない】。
【
窓については外からは如何なる方法でも施錠する方法は存在しない】。」
ベアト
「ついでに言おう。
【
そなたは無能だ】!
くっくくくっくくくくく、【
ひーっひひっひひひひひひひひひひひひ】!!」
ベアト
「だからこそ妾がいる…!!
【
さぁ右代宮戦人、跪け】。
そして永遠の忠誠を誓って妾の靴を舐めるがいい…ッ!!
【
妾を認めれば全ての謎に決着がつく】。
【
妾の力をもってすればどのような密室も生み出せ、そして打ち破れる】!!」
ベアト
「戦人ァ、力ある者に屈服する悦びに身を委ねたくはないィィ??
【
そなたは妾の一番のお気に入りの家具にしてやるよ】。
【
そなたを愛して愛して、灰になるまで妾の玩具にしてやるよ】…。」
ベアト
「【
くっくくくくくひっひひひひひひひひひひひゃっひゃひゃっはっははははーっははっはっはっはっはっはっはッ】!!!」
ベアト
「【
マスターキーは5本しかない】。
【
マスターキーは5本しかない】。
…くっくっく、これはどうしたことか。
妾がいくら口にしても楼座に届かぬ。
どうやら、妾の存在を否定しているヤツがまだイるから聞こえないみたいだなァア?
右代宮戦人ァアアァ???」
ベアト
「そして跪けよ、妾の靴に舌を這わせろ。
出来るか?
出来るンだよなアァアア??
そうしたら現れてやるよ赤で言ってやる!
【
マスターキーは5本しかない】って、楼座に言ってやるよ!!」
□EP2 15 5日18:00-18:42 儚き抵抗
ベアト
「【
妾は約束は守る】。
碑文の謎を解けば、黄金郷へ至ることができるだろう。
さすれば、儀式は終わる。
それ以上、誰も死にはせぬ。」
□EP2 16 5日21:00-22:07 屈服
ベアト
「まったくに持ってその通りッ!
【
夏妃の部屋もまったく同じだぞ、いつもの通り】!
【
扉も窓も内側から施錠されていた】。
【
如何なるイカサマも細工もなく、そして隠された通行手段もなければ隠れる場所もないッ】!
【
夏妃自身の鍵は譲治のポケットに入って、室内に閉じ込められていた】。
【
あとは5本のマスターキーしかないが、それは全て“楼座”が持っているッ】!
【
ついでに言おう、その客間も同じよ】。
【
本来の客間の鍵は使用人室に封印されている】。
【
だからマスターキー以外では開錠不能! 部屋の密室定義もいつもに同じよ!】」
□EP2 17 5日23:30-23:59 復活
□EP2 18 5日23:59- 魔女の宴
■EP2 TP (幻想空間)
■EP2 ?? (裏お茶会)
■EP3 OP (幻想空間)
ベルフェ
「甘いな。
【
六軒島に存在する全ての扉は、鍵が通り抜けられる隙間などない】。」
■EP3 01 4日 10:30 少女時代
□EP3 02 4日14:00-19:30 妾の準備はすでに万端よ
□EP3 03 4日20:00-21:00 魔女の挑戦状
□EP3 04 4日21:00- 19人目の可能性
ベアト
「【
妾には真実を赤で語る力があろうが】ッ!!!」
◆EP3 05 過去 -23:59 楼座と森の魔女
ロノウェ
「【
六軒島の森の中には、九羽鳥庵という隠し屋敷が実在します】。
それが、今、話をしていた場所です。」
ロノウェ
「はい。
真実です。
かつて、【
実際にこの場所で、お二人はこのような会話をなされました】。」
ロノウェ
「はい。
【
ここは1967年の世界】。
19年前の世界でございます。」
ロノウェ
「その通りでございます。
【
1967年の六軒島の隠し屋敷に、人間としてのベアトリーチェさまが存在した】。」
ベアト
「それのどこが生きているように見えるというのか。
【
間違いなく死んでいる】!」
ベアト
「【
この六軒島に19人以上の人間は存在しない】!」
□EP3 06 5日00:00-00:17 儀式の開始
□EP3 07 5日00:21-01:00 マダム・ベアトリーチェ
□EP3 08 5日06:00-06:26 ワルギリア
□EP3 09 5日07:00-09:00 前哨戦
ベアト
「…ふ。前回と同じ。
【
各使用人が1本ずつで5本だ。】」
ベアト
「その通り!
6つの密室が数珠繋ぎになっておる。
それぞれを開錠する鍵は、それぞれ隣り合う密室によって閉じ込められている。
つまり、6つの密室が1つの巨大密室を形成し、
その中に全てのマスターキーと、固有鍵全てを閉じ込めてしまっているのだ…!
【
ちなみに、6つの部屋の扉や窓はいずれも普通。
オートロックのような、鍵を使用せず施錠できるような仕掛けは存在しない。】
くっくっくっく、どうだよォ、綺麗なモンだろおぉおおおぉ??? うっひゃっひゃっひゃああ!」
ベアト
「ふぇッ?!
おわったったったぁ!! くっくくく、済まぬ済まぬ、いいぞ応じるぞ。
【
金蔵、源次、紗音、嘉音、郷田、熊沢の6人は死亡している!】」
ベアト
「応ずる。
【
6つの部屋には誰も隠れていない!】」
ベアト
「くっくっくっく!
良かろう良かろう、赤き宝刀にて切り伏せよう!
【
6人は即死であった!】
即死とはつまり、攻撃を受けて即座に行動不能になったという意味だ。
まぁ、完全な意味での死亡には数秒、もしくは数分をかけたかもしれん。
だが何れにせよ、自らの意思で何かの行動を取ることは完全に不可能であった。
その意味において、即死と断言できる!」
ロノウェ
「しかし戦人さま。
【
室内には犠牲者しかおらず、
それ以外の人物は室内には存在しておりません。】
そしてお嬢様の密室定義により、
外部からの遠隔殺人も明確に否定されておりますよ?」
ベアト
「……あ、赤き真実にてそのチェックを斬る!!
【
6人はトラップで殺されてはいない】!」
ベアト
「…ま、待て!
いやその、……言う言う!
望み通り赤を行使するぞ!
【
6人は誰も自殺していない!】
どうだ?!
これで満足かッ…?!
くっくくくかっかかかかか!
切り返したぞ、切り返したッ!!!」
□EP3 10 5日09:00-09:37 黄金郷の鍵
ワルギリア
「……………“【
この島に19人以上いない】”と言った、あの赤が、むしろあなたを追い詰めました。」
□EP3 11 5日10:00-10:30 戴冠式
塗料
“【
第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう。】”
□EP3 12 5日10:30-10:45 新しき魔女
□EP3 13 5日11:00-13:00 生贄の予告
ベアト
「……妾が赤にて語る。
【
楼座と真里亞は死亡した】。
【
死因は南條の見立て通りだ】。
……蜘蛛にも食われておらんし、ケーキの山に潰されたわけでもない。
安心せよ。」
ロノウェ
「赤で否定を行います。
【
楼座と真里亞の二人は他殺です】。」
□EP3 14 5日13:00-13:17 ホールの死闘
□EP3 15 5日13:30-17:44 魔女の定義
□EP3 16 5日17:44-18:03 本当の魔法
□EP3 17 5日18:03- 魔女法廷
秀吉
「【
わしはずっと部屋におったで】。
【
事件の前後の時間帯は全てや】。」
エヴァ
「面倒だから赤を交えて語るわよ。
【
霧江は食料はいらないと考えてた】。
一日くらい食事を抜いても死なないのだからと、【
ゲストハウスを出ないべきだと主張していた】。
にもかかわらず彼女は自ら、【
食料を取りにゲストハウスを出ようと提案する】。
………これは矛盾しない?」
エヴァ
「残念だけど、【
その心変わりの理由は、誰にも語られておらず、また記されてもいない】!
よって、霧江の頭の中で何があったのか、あんたには憶測することしかできないの!
つまり証明は不能ッ!!
私の手に対し、あなたは一切の反撃の一手を持たない!
今度はあんたがリザインする番なのよぅ、戦人くぅん…?!?!」
エヴァ
「とっととリザインしたらぁ?
ついでにさらに赤で追い詰めてあげるわ。
【
霧江はね、死ぬ最後の瞬間まで“食料を取りに行かない=屋敷に行かない”という行動式を維持していたわ】!
にもかかわらず、率先して屋敷へ向かったわ。
台車を押して食料を運ぼうとしたわ。
その矛盾はなぜ?
……私が魔法で操ったからッ!!!
これこそが私の魔法が実在し、私が魔女である証拠なの!!」
エヴァ
「は、ははははははははは!!
いいわよぅ、好きなだけお調べなさいよ!!
何もわかるわけがない!
さっきも赤で言ったわよ。
【
霧江は何も書き残してはいない】!
何を見つけたところで、何もわかるものか!!」
エヴァ
「【
朱志香負傷後。
絵羽は常に戦人の監視下にあった。
戦人は犯人でもなく共犯者でもない。
よって、絵羽の完全なアリバイを証明できる】。」
エヴァ
『【
この島には19人以上の人間はいない】。 謎の怪人物が隠れていて犯行を、等という愚かしい考えは捨てなさい。
…でも、こういう言い方をすると、動物の犯人も疑えるわね。
殺人を仕込んだオランウータンは人間にはカウントされてないなんて屁理屈を言われちゃ敵わない。
なら、こう言い換えるわ。
【
人間以外の生命は一切、このゲームに関係がない】。
というわけで。
次に、この島に存在する18人の状況を全て説明するわ。
【
金蔵は死亡している】。
【
蔵臼は死亡している】。
【
夏妃は死亡している】。
【
秀吉は死亡している】。
【
譲治は死亡している】。
【
留弗夫は死亡している】。
【
霧江は死亡している】。
【
楼座は死亡している】。
【
真里亞は死亡している】。
【
源次は死亡している】。
【
紗音は死亡している】。
【
嘉音は死亡している】。
【
郷田は死亡している】。
【
熊沢は死亡している】。
【
南條は死亡している】。
【
以上、15人は死亡】。
そして。
【
戦人は生存している】。
【
絵羽は生存している】。
【
朱志香は生存している】。
これで18人全員!』
エヴァ
「【
絵羽はあなたとずっと一緒にいたわ。
だから犯行は不可能。
もちろん戦人くんは犯人じゃないわ。
アリバイ偽装なんてしてないし、彼女が犯人の可能性も考慮していたから、その行動は用心深く見張ってた。
彼女には、不審なことをできるあらゆる可能性が存在しなかった!
つまり、犯行時の使用人室には、南條と朱志香しかいなかったのよ】。」
エヴァ
「【
右代宮朱志香は殺人を犯していない】!
【
南條殺しにかかわっていない】!!
【
彼女の目は完全に塞がれている。
その彼女に殺人を行なうことは不可能よ】!
さらにオマケしてあげるわ。
【
絵羽と戦人も南條を殺していないし、かかわってもいない】ッ!!」
エヴァ
「はっきり断言してあげるわぁ。
【
南條を殺した犯人は、戦人でも絵羽でも朱志香でもない】!!
つまり、生存者の中にはいないということよね。
おわかりぃ?」
エヴァ
「愚かね。
すでに赤で語っているわ。
【
朱志香の目は完全に塞がれていて、彼女に殺人は不可能】!
彼女にどんな人格が憑依しようとも、彼女の肉体では殺人を行なえないの!
それともこう言えば満足するかしら?
【
朱志香の身体が起こした如何なる動作も、南條の殺人には関係・影響しない】!
【
この適用を戦人と絵羽にも広げるわ】。
つまり、どう足掻こうが解釈しようが!
【
朱志香と戦人と絵羽は、南條を殺した犯人ではない】!」
エヴァ
「【
南條は他殺よ】。
…【
もちろん、トラップではなく、直接的な殺害方法よ】。
【
凶器を構え、それにて真正面の至近距離から殺した!
犯人は、南條の目の前に堂々と現れ、そして互いに顔を見合わせながら、殺害したのだ】…!!」
エヴァ
「【
赤は真実のみを語る】ッ!!!
それを疑うことは即ち、貴様の後で妾に怯え萎縮しその背に隠れる、その魔女の名誉を裏切ることになるわよぅ?!」
エヴァ
「南條を殺した犯人は、動物などの類ではないわよ。
それはすでに赤で宣言済みよ?
人間以外は一切、考慮から外しなさい。
ロボットなんかも駄目よ。
【
人間以外の一切の要素は、このゲーム盤に関与しない】!
ゆえにこうも言えるわね。
【
南條を殺したのは、確かに人間である】!
【
地に足の付いた人間が、凶器をかざし、それにて殺した!
眼前にて!】
ただし、その人間は魔法が使えたかもしれないわ。
……それは即ち、魔女だったということ。
……それがつまり、この私。
黄金の魔女、ベアトリーチェ!!」
■EP3 18 魔女幻想
■EP3 TP (裏お茶会)
◇EP3 ?? 未来 (ビル屋上)
■EP4 OP 4日 (新島飛行場)
■EP4 01 新しき客人
◇EP4 02 未来 学園 過去 縁寿と真里亞
◇EP4 03 未来 1998 12年後の未来
■EP4 04 4日14:51-15:23 赤き真実、青き真実
バトラ
「……ああ、使ってやるぜ。
この青き真実でお前が主張する、全員にアリバイがあるから魔女の犯行しかありえないという魔女説は打ち砕けるッ!!
これが俺の真実だ!
《
右代宮金蔵はすでに死亡している。
よって島の本当の人数は17人!
そこに未知の人物Xが加わることで18人となっている。
この人物Xの存在の仮定によって、17人全員にアリバイがあっても犯行は可能になるッ!!」》
■EP4 05 4日18:07-21:48 縁寿の回想
◇EP4 06 未来 1998 マリアージュ・ソルシエール
◇EP4 07 未来 学園 幻想への誘い
◇EP4 08 未来 学園 私の世界
◆EP4 09 過去 さくたろ
◇EP4 10 未来 1998 魔女の島へ
■EP4 11 4日21:48- 右代宮金蔵
■EP4 12 -22:32 甘美なる魔女の世界
■EP4 13 4日22:32-23:00 地下牢
◇EP4 14 未来 1998 私の使命
■EP4 15 4日23:00-23:05 最後の親族会議
■EP4 16 4日23:11-23:47 次期当主
■EP4 17 4日23:47-00:00 惨劇の原因
バトラ
『【
俺の6年前に、ベアトリーチェなどという人物は存在しないのだ。】』
ベアト
『【
妾が今、そなたに思い出すことを要求している罪は、右代宮戦人とベアトリーチェの間のものではない。】』
ベアト
「【
右代宮戦人には、罪がある】。」
ベアト
「【
そなたの罪で、人が死ぬ。】」
ベアト
「【
そなたの罪により、この島の人間が、大勢死ぬ。
誰も逃さぬ、全て死ぬ。】」
バトラ
「【
俺の名は右代宮戦人】。
……お、……おお、こりゃ面白ぇや。」
ベアト
『【
妾は黄金の魔女、ベアトリーチェ。】
【
そして右代宮金蔵の孫、右代宮戦人と戦うためにこのゲームを開催した。】』
バトラ
「いいぜ、復唱する。
【
右代宮戦人の母は、右代宮明日夢である。】
……赤は便利だな。
戸籍抄本を持ってくる面倒もねぇ。」
バトラ
「……おう。
【
俺の名は右代宮戦人】だ。」
バトラ
「【
右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。】」
バトラ
「【
俺は、右代宮】、……、……ふぐ、…………っ?!
……?!?!」
ベアト
『《
以上の復唱要求、並びに復唱拒否から、
妾はそなたに対戦相手の資格がないことを宣言する。》
《
なぜなら、ベアトリーチェは、
“右代宮金蔵の孫である右代宮戦人”と戦うために、ゲームを開催したからだ。》
《
よって対戦相手であるそなたには、
“右代宮金蔵の孫である右代宮戦人”であることを赤で宣言する義務が生じる。》
《
それに対する復唱を、そなたは拒否した。》
《
これは資格の喪失を意味するものである。》』
バトラ
「あ、あぁ…。
お、【
俺は右代宮戦人だ】…!
それを赤で復唱できている以上、俺はお前の対戦相手のはずだぜ!!」
ベアト
「そなたが右代宮戦人の名を持つことは事実であろう。
しかし、《
人名は独占されたものではない。》
《
複数の人間が、右代宮戦人を名に持つことは可能である。》
《
即ち、こういうことだ。》
《
……そなたは右代宮明日夢の息子、右代宮戦人と同姓同名の別人である。》」
バトラ
「なッ、……何だと……!!
馬鹿なことを言うんじゃねぇええええ!!
俺はお袋の子だぞ!!
右代宮明日夢の子だ!!
【
俺は右代】宮明日夢から、ッ、ふぐ、……んんんぐ……!!!
……………ぐはッ!
畜生!!
なぜだ?!
なぜ、俺がお袋から生まれたと言えないんだ?!
こんな馬鹿なことがあるというのか?!」
ベアト
「苦しむことはない。
妾は遊ばぬ。
……これにてチェックメイトだ。
【
そなたは、右代宮明日夢の息子ではない】。」
◇EP4 18 未来 旅の終着点
ベアト
『【
ここは妾の黄金郷】…!
【
妾以外の魔法は絶対に存在できない世界】!!!』
ベアト
「魔法のわけがない…!!
【
ここは妾の黄金郷】!!
【
妾以外の魔法は絶対に存在できない世界】!!
そして妾の【
魔法でさくたろうを蘇らせることは出来なかった】…!!
出来るはずがないのだッ!!
【
そのぬいぐるみは特別なぬいぐるみ】!
【
楼座が娘の誕生日のために作った、世界でたった一つの】、
………あ、
………………ぅ、
……………あ……、」
エンジェ
「えぇ、そうね。
ベアトが赤き真実で宣言したわ。
……だから私も宣言する。
【
右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではないわ。】」
エンジェ
「復唱拒否ね。
ベアトが宣言した2つの赤き真実、
“【
戦人は明日夢の息子ではない】”、
そして“【
金蔵の孫である戦人にしか対戦相手の資格がない】”。
これに矛盾せずに戦人に資格を認められるのは、以下の仮説よ。
これが私の青き真実、聞きなさい…!」
エンジェ
『《
ベアトの対戦相手の資格は、“金蔵の孫である右代宮戦人”であって、
“明日夢の息子”であるか否かは問題ではない。
即ち、あなたは明日夢の息子でなくても、金蔵の孫であることは出来る。
留弗夫の息子でさえあるならば!》』
バトラ
「………【
縁寿は、……俺の妹だ】。
…………ぁ、…………言えた。」
バトラ
「嫌だ、……もう魔女は嫌だ…!
ベアトも嫌だ、…どいつもこいつも嫌だ、お前も嫌だ、お前だってどうせきっと、魔女の仲間だ…。
いつまた裏切るかもわからない…!!
【
何も信用できない、赤くない言葉は何も信用できない…!!】
俺に構うな、構うなぁあああぁあああぁ!!」
エンジェ
「【
早く帰ってきて、お兄ちゃんッ!!
私を独りぼっちにしないでッ!!!】」
エンジェ
「【
私よ、縁寿よ…!!】
【
お父さんもお母さんもお兄ちゃんも、誰も帰ってこないッ!!】
【
寂しいよ!!】
【
お願いだからッ、早く帰ってきてッ!】」
エンジェ
「【
そうよ、縁寿よ!!】
【
誰も帰って来ない世界の右代宮縁寿…!!】
【
………私の家族は全て、あの日の六軒島から帰って来ない…!!】
【
目の前のあの魔女が、家族を全て、お兄ちゃんさえも奪い取ってしまった…!】
【
………お兄ちゃんだけが、あいつをやっつけられる!!】
【
あいつをやっつけて…!!】
【
そして、家族を取り戻して!!】
【
そして、………私のところに帰ってきて……!!!】」
■EP4 19 右代宮縁寿
背景描き文字
早く私を殺して下さい。
妾を止めてみせるがよい。
お前が
帰ってこなければよかった。
いっそ、
生まれたく
なかった。
どうして私には
誰も愛せない
のですか?
お願いですから
どの結末でもいい
私の物語に挑んで
私を殺して下さい。
さもなきゃ、
お前が
死ね。
■EP4 TP 5日23:51- (幻想庭園)
ベアト
『【
嘉音は死亡している。】 【
霧江たち5人の中で、一番最初に死亡した。
つまりは、9人目の犠牲者というわけだ。】』
背景描き文字
お前を
殺す。
バトラ
「行くぜ………。
すでに宣言済みだがもう一度言う。
……こいつは前回のゲームの南條先生の殺人だけじゃないぜ。
一番最初からのあらゆるゲームのあらゆる場面を切り裂ける…!!
《
右代宮金蔵はすでに死亡している!
よって島の本当の人数は17人!
そこに未知の人物Xが加わることで18人となっている。
この人物Xの存在の仮定によって、17人全員にアリバイがあっても犯行は可能になる。
これにより、人間の数18人を満たしつつ、にもかかわらず、一見、18人全員にアリバイがあっても、犯人Xの存在と犯行は可能になる!!》」
ベアト
「いいや、入手は不可能だぞ。
【
マスターキー全ては楼座が管理した!】」
バトラ
「だが、楼座叔母さんが共犯であったなら何の意味もない!
《
楼座叔母さんは犯人Xに何らかの方法で鍵を渡し、密室殺人を幇助した!
そしてその後、同様の方法で鍵を回収したんだ!》
甘いぜ、ベアト!!
こんなのは当時の俺もすでに推理しているッ!」
バトラ
「さらに続けて第3のゲームだ。
六連結の連鎖密室、楼座叔母さんと真里亞の殺人、親父たちのホールでの死亡、蔵臼伯父さんと夏妃伯母さんの殺人、
その全ては《
絵羽伯母さんを犯人に仮定することで説明可能だ。》
これは当時すでに論破済み。
それに対しお前がエヴァを通して出題してきた最後の難題、
《
南條先生殺しも18人目の未知の人物Xで説明可能。》
これで第3のゲームまで全て打ち破ったぞ!!! 反論はあるかッ!」
ベアト
「ぐ、ぅ…!!
……む、無論……!
この程度で、……堪えはせぬわ……っ!
ならば、ゲストハウスからの譲治の失踪はどう説明するというのか?
赤き真実を追加しよう。
【
譲治はゲストハウスの階段を降りてはおらぬ。】
窓から飛び去ったのだ!」
ベアト
「赤き真実を繰り返す。
【
外部へ通ずる窓も扉も全て内側より施錠されていたぞ。】
【
しかもそれらの施錠は全て、外側からは不可能!】
譲治には施錠する術はない…!」
バトラ
「青き真実を繰り返す。
当時の俺も言っているぜ。
《
ならば譲治の兄貴が窓より脱出後、誰かがそれを施錠すればいい!》
何も難しいことはないッ!!」
バトラ
「食堂の6人殺しについて不審な点はない。
《
18人目のXが銃を乱射してみんなを殺した。
落とし穴については、実際に落とし穴が本当に隠されていた可能性もあるし、
霧江さんの仮説である、瞬時に昏倒させる毒矢の発射装置Xの仮定でも説明可能。
譲治の兄貴、朱志香、そして地下牢から脱出したメンバーの殺害も、食堂と同じで銃によるもの。》
不審な点はない!
だがわかってるぜ、反撃があるんだろ?
来いよッ!!」
ベアト
「そなたの最大の刃である18人目のXは、金蔵がすでに死んでいるとの仮説に立脚している。
そう来ることは妾もわかっていた。
だから、金蔵を書斎より出した。
その金蔵を、親族会議の全員が迎えたぞ?
【
親族会議に居合わせた全員が、金蔵の存在を認めた!】」
バトラ
「そうだな。
だが祖父さまはずっと死線を彷徨って寝込んでいた重病人ってことになってるぜ?
やつれてて別人に見えちまっても、みんな気にしないかもな?
俺はこう返す。
《
その祖父さまは別人の替え玉だ。
親族たちが祖父さまと見間違えた別人だ!》」
ベアト
「ならば妾はこう返す。
【
全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。
いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!】」
バトラ
「ならばこう返す。
《
お前は第1のゲーム時では、5本以上存在することになっていたマスターキーの本数を、第2のゲーム時に赤き真実で5本と宣言することで、
以後のゲームの設定変更を行なっている。
同じことで、第4のゲームにおいて、金蔵の生死の設定が変更されている可能性がある。
よって、第4のゲームの金蔵の存在をもって、それ以前のゲームでの金蔵の存在を証明することにはならない…!
よって、食堂での6人殺しは、祖父さまが自ら執行したと仮定しても何の矛盾も生じない!》」
ベアト
「ならばこう返そうぞ。
【
4つのゲーム開始時の金蔵の生死設定は全て同一である。
第4のゲームのみ設定が異なることはない…!】」
バトラ
「行くぜ、クソジジイ!!
《
金蔵の名は右代宮家当主の称号として引き継がれているという仮説だ!
右代宮金蔵はすでに死んでいる。
そして“その名”を誰かが継承した!
全員が承認した!!
それにより、“親族会議に居合わせた全員が、金蔵の存在を認めた”!!
祖父さまの変装をする必要さえもないのさ。
一同が新しい“金蔵”を認めたのだから!
よって“見間違えるわけもない”!!
以上の仮説が否定されない限りッ、お前が死んでいるという事実はッ、変わらない!!!》
これでトドメだぜ。
クソジジイ、お前に復唱要求だ。
“全人物の中で、異なる複数の名前を持つ人物は存在しない”!!」
バトラ
「安らかに眠りな、クソジジイ。
感謝しろよ、お前、やっと死ねたんだぜ。
こいつが引導だ、食らってくたばりなッ!!
《
右代宮金蔵はすでに死亡しているッ!
そうさ、あんたは気の毒だよな、その死体が見つかる場合、いつも丸焼けだ。
それは、死後が経過している死体であることを悟られないための工作なのさ!!
そしてその名を誰かが受け継いだ!!
以上の仮説で“てめえ”は死亡しているにもかかわらず、“金蔵”は親族会議に登場することが出来るッ!!!
どうだよ、これでッ、チェックメイトだああぁあああ!!》」
バトラ
「おうッ!!
金蔵死亡説による18人目のXにより、残り全てを貫く!
《
第4のゲームにおける譲治の兄貴と朱志香の死もXが犯人で説明できる!!
地下牢から逃げて殺された5人も、園芸倉庫の2人も、最後の真里亞も!
全て18人目のXで説明できる!!
何もおかしなことはないッ!!》
以上にて全てのゲームにおける犯人の説明を人間にて完了するッ!!
ベアトリーチェ、……これで、チェックメイトだぁああああああああああああぁああッ!!」
ベアト
「そなたの復唱要求の一つに応じる。
そなたの推理通り、【
全ゲームの開始時に金蔵はすでに死んでいる!】
しかし、ならばつまりは1人を抜かせば良いこと!!
【
妾はこれまで、この島には19人以上の人間は存在しないと宣言してきた。
それを、金蔵の分、1人減らす!!
この島には18人以上の人間は存在しない!!
以上とはつまり18人目を含めるぞ。
つまり、18人目のXは存在しないッ!!
これは全ゲームに共通することである!!!】」
バトラ
「おうッ!!
第1のゲーム、第一の晩からだ!! 《
最初の園芸倉庫で見つかった親族6人の殺人に不審な点はない!
アリバイのない誰にでも犯行は可能だった!!》」
ベアト
「有効だ。
続けるぞ、次の絵羽夫婦の密室殺人はどうか!
チェーンまで掛かった密室であったぞ!
赤き真実を追加する。
【
二人は他殺である!
密室構築後に片方を殺害の後に自殺したのではない!
また、殺人は執行者、犠牲者が共に同室して行なわれた!
執行者が室外から殺害する手段は存在しない!】」
バトラ
「《
犯人には、アリバイのない人間を想定する。
それは死者だ!
最初の6人の死体の中には、顔面粉砕による身元不明死体が含まれる。
これが実は偽装死体で、犠牲者のふりをして姿をくらました犯人Xが二人を殺したとの仮説は可能だ!
そして犯人は密室殺人構築後、ベッドの下に隠れ、俺たち全員をやり過ごしたんだ!!》」
ベアト
「よかろう、次だ!
ボイラー室に至った嘉音が殺されたな?
赤き真実を追加する。
【
全ての生存者にアリバイがある!
さらに死者も含めようぞ!!
つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!】」
バトラ
「《
誰にも殺せないなら、自分で殺したということはあるかもな!!
なら嘉音くんは自殺かもしれない。》
復唱要求!
“嘉音くんは自殺ではない”!」
ベアト
「【
嘉音は自殺ではない】。」
バトラ
「その拒否で、他殺を認めることも可能だが、お前はすでに赤で誰にも殺せなかったと宣言している。
つまり、他殺ではないんだ。
これは第3のゲームの連鎖密室と同じなのさ。
《
嘉音くんは自殺でも他殺でもない理由で死亡したんだ。
状況は不明だが事故死というわけさ。
胸に杭がブチ込まれて死んでしまうような、どのようなドジを踏んで事故死に至ったかについての説明は、悪魔の証明により説明拒否ッ!!》」
ベアト
「ほほぅ、悪魔の力を身につけたそなたは今や敵なしだな!
有効であるぞ!
ならば、その後の客間にての、源次、南條、熊沢の3名の殺人はどうか!
無論、【
同室していた真里亞は殺していないぞ!
そしてもちろん三人は他殺だ!】」
バトラ
「《
殺人を実行したのは、身元不明死体で姿をくらました犯人Xで説明できる。
そもそも、あの3人の顔面も粉砕されていた。
どれかが替え玉死体の可能性は充分にある!》」
ベアト
「【
身元不明死体について、その身元を全て保証する。
即ち、替え玉トリックは存在しない!】」
バトラ
「《
ならば相打ち殺人で説明できる。
3人はそれぞれに銃を持って時計回りに突きつけ、同時に相手の顔面を吹き飛ばした!
その後、真里亞がその銃を回収して隠した!!》
これならどうだッ!!!」
ベアト
「なッ、……何と言う暴論ッ!!!
き、気に入ったァ…!!
ならば最後の夏妃は?!
赤き真実を追加!
【
夏妃は他殺である!
身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!】」
バトラ
「《
トラップXによる間接殺人で説明できる!
夏妃伯母さんの銃に細工がされてたんだ。
あの銃は、構えて撃った人間の、ちょうど眉間に弾をくれてやるように作られた、罠の銃だったとすれば説明できる!!》」
ベアト
「【
夏妃の額に埋まりし銃弾は、夏妃の銃から放たれたものではない!】」
バトラ
「《
夏妃伯母さんは、内容不明の手紙により誘き出された可能性がある!
そしてホールに呼び出された。
そして特定の時刻に特定の場所に立つように強いられて、予め設置してあった銃を利用したトラップXにより殺害されたんだ!!》」
バトラ
「畜生があぁああああぁ!!
情けも容赦もしねぇぜ、第二のゲームだ、行くぜ!!
まずは最初の事件だ!
6人が殺された礼拝堂での密室殺人については、当時の俺がすでに看破している。
《
真里亞の鍵を、何者かが密かに拝借し、事件終了後に密かに真里亞のカバンに戻したんだ!!》」
ベアト
「【
真里亞の鍵は、真里亞受領後から翌日の楼座開封の瞬間まで、誰の手にも渡っていない!!】」
バトラ
「《
ジジイの書斎と同じ構造で、礼拝堂の扉がオートロックだった可能性がある。
つまり、事件前に開錠しておいて、扉が閉まりきらないように石でも挟んでおいた。
そして鍵を真里亞に預けた。
施錠はオートのため、鍵は必要なかったとの仮説もありえる!》」
ベアト
「【
金蔵の書斎以外にオートロックの扉は存在しない!】」
バトラ
「《
扉は犠牲者たちが内側から閉めたんだ。
6人の中に犯人がいて、5人を殺し、死んだふりをしていた!!》」
ベアト
「【
6人は発見時にすでに全員死亡していた!
全員が他殺だ!
6人は全員が純粋な犠牲者であり、相互の殺人には関与しない!
相打ち殺人は存在しない!!】」
バトラ
「《
熊沢さんを始め、当時アリバイがない人間が存在した。
そんな誰かが6人を殺し、内側に隠れていたと仮定すれば問題ない!》」
ベアト
「【
あの礼拝堂には誰も隠れていなかった。
よってその、引き篭もり密室は通用しない!】
どうしたよ、右代宮戦人ぁ、それで終わりかぁ?!
第2のゲームからは甘くないぜぇええぇ?!」
バトラ
「まだだぜ、あぁ、駄目だ、全然駄目だ!!
俺の屁理屈は終わっちゃいねぇぜ!!
ならばこれはどうだ!!
《
彼らに与えられた飲食物に小型爆弾が入っていて、腹の中で爆発した。
つまりトラップXによる犯行の可能性!
気付かずに飲み込んで腹をブチまけるような爆弾の詳細については悪魔の証明ッ!
説明拒否ッ!!》」
バトラ
「問題ないッ!
《
使用人の誰かが犯人であればマスターキーを使える。
密室ですらない!》」
バトラ
「《
嘉音くんの死亡は赤で宣言済みならば、生きているわけがない。
よって、襲われた彼らが、嘉音くんと誤認するような何者かの変装の可能性がある!》」
ベアト
「【
彼らは異なる人物を嘉音と誤認することは絶対にない!】」
バトラ
「《
ならば金蔵の名の世襲と同じに、嘉音の名が世襲された可能性がある。
嘉音くんが殺され、別の人物がその名を受け継ぎ、彼らを襲ったと仮定できるッ!!》」
バトラ
「問題ないッ!
《
ジジイ以外にも犯行可能な人間は大勢いる!
親族会議中だった大人たちが、全員グルで犯行に及んだとさえ言い切れる!》」
ベアト
「【
マスターキー5本は全て、5人の使用人の懐よりそれぞれ発見された!
個別の鍵は死体の傍らの封筒の中に!
つまり、連鎖密室にかかわる全ての鍵が、連鎖密室内に閉じ込められていたわけだ!!
ドアの隙間だの窓の隙間だの通気口だのッ、そんなところを使って密室外から鍵を戻すことなど出来ぬぞ!!】」
バトラ
「《
なら毒ガスで殺したんだ!
鍵は通らなくてもガスなら通るぜ?!
密室の外から殺人を実行したんだ!!》」
ベアト
「【
彼ら全員には致命傷となった銃創と思わしき傷痕があったぞ!
室外からの殺害は不可能だぞ!!
さらに赤を重ねようぞ!
金蔵を除く5人の殺人の際、殺人者は必ず同室していた!
自殺者がいないことは当時に赤で宣言済みだ!!】」
バトラ
「《
犯人は全員をそれぞれの部屋で殺害後、連鎖密室を構築した。
しかし、最後の部屋の鍵だけは、どうしても密室内に戻せない。
だが戻すことは出来たぜ。
死体の第一発見者が、鍵を見つけたふりをして、誰かの死体のポケットから取り出して見せればいいからだ!!》」
バトラ
「……確かに、他の連中は死亡だったろうさ。
《
だが、赤で死亡を宣言されたのは、南條先生が死んだ瞬間ではない。
厳密に言えば南條先生の死体が見つかった後の俺とエヴァの戦いにおいてだ。
つまり、南條先生を殺した時点では生きていた何者かが、エヴァの死亡宣言までの間に死亡していれば、その間隙は縫えることになる!!
つまりはこういうことさ。
エヴァの死亡宣言で初めて死亡とされた人物の中に犯人がいて、
その人物は最初、うまいこと死んだふりをして俺たちをやり過ごした…!
そして赤での死亡宣言がないまま、俺たちには死んだと思い込ませた。
そして南條先生を殺し、……その後に何かの理由で死んだ!
そしてその後にエヴァが赤で死亡宣言を出す!!》
以上の仮説でも、南條先生の事件は説明できるッ!!」
私ベアト
「………【
右代宮戦人。
今から私が、あなたを殺します。】」
私ベアト
「………【
そしてたった今。
この島にはあなた以外誰もいません。
この島で生きているのは、あなただけです。
島の外の存在は一切干渉できません。】」
私ベアト
「………【
この島にあなたはたった一人。
そしてもちろん、私はあなたではない。
なのに私は今、ここにいて、これからあなたを殺します。】」
■EP4 ?? (裏お茶会)
ラムダ
「戦人の青き真実だって、全部が有効になってはいないわ。
……ベアトは、第1のゲームにおいて、【
身元不明死体について、その身元を全て保証する】、とはっきり明言している!
これにより戦人の、絵羽・秀吉の密室殺人の犯人は、偽装死体を演じた何者かという推理は破られてるのよ。
次に、ボイラー室の嘉音は事故死だったろうとしてるけど、くすくす!
自分の胸に杭が突き刺さっちゃう事故って何よ?
バッカじゃない?
私が赤き宝刀とやらで斬ってやるわよ。
【
嘉音は事故死ではない!】
その次の客間での源次たち3人の殺人の、時計回りに同時に射殺して死に合ったとかいう、相打ち殺人も滑稽だわ。
【
源次、熊沢、南條は殺人者ではない】!
最後の夏妃殺しのトラップXも馬鹿馬鹿しいわ。
【
夏妃を射殺したのはトラップじゃなく、ちゃんと銃を構えて引き金を引いてしっかり射殺したのよ!】
くすくす、ご愁傷様…!」
ラムダ
「をっほっほっほ、あらあらいけない、そうだったわねぇ…!
第2のゲームの青き真実だって甘すぎよ。
【
礼拝堂での6人の殺害時、犯人は礼拝堂内にいたわ!】
あいつ、何でもかんでもトラップXで説明しようとするわよね。
トラップXって何よ、ヘンなミステリー小説のお約束ゥ?
使用人室で南條と熊沢が殺された事件の、嘉音の名前を世襲したとかいうのも滑稽だわ。
【
嘉音の名を名乗ることが出来るのは本人のみ!
異なる人間が名乗ることは出来ない!】
夏妃の部屋の、楼座からマスターキーを借りたという推理もダメダメ!
【
楼座がマスターキーを管理して以降、それら全ては一度たりとも彼女の手を離れていない!
夏妃の部屋を開錠した時に戦人に貸し出した際を除いてね。】
まだまだ続くけど、ざっと軽く見てもこんな感じかしら?」
■EP4 CH (死亡情報)
『使用人 嘉音(かのん)
戦人は死体を発見できなかった。
いくら魔法で殺そうとも、死体がなければ容疑者確定。
これぞまさにアンチファンタジー。
【
だから妾が赤き真実で死亡を保証。】
これぞまさにアンチミステリー…!』